富士電機製HDD
2010-02-03


禺画像]
世にも珍しい、富士電機製のHDD。

SHARPの名機、X68030CompactHDに内蔵されていたもの。
サイズは2.5インチだが、厚みは今時のそれの倍以上ある。

容量は80MB。GBの誤植ではない。
今は2.5インチで500GBだってあるのだから、体積比でいうなら
500*1000/80*2=12500倍くらいの容量密度になっていることになる。

このHDDは1993年製だから、16〜17年でそれだけ技術が発達したことになる。にもかかわらず、HDDの価格は相対的に下がり続けているわけで、富士電機も撤退したが、富士通を含め多くの会社が撤退してしまい、今や世界に2.5インチを作れるのは「WD」「Seagate」「東芝」「Samsung」「HGST」の5社だけになってしまった。HDDは電気だけでなく、メカ、ソフト、化学の総合技術が必要だから、新規参入は不可能に近い。

SSDに多くのメーカーが参入しているのはその反動でもある。基本的に電気とソフトだけで事足りるから。

まだSSDの信頼性はHDDに及ばないが、数があれば進化は早いのかもしれない。
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