岩茸山は栂池や八方と違い、高山という感じは全くない。それは栂池が2000mを超える場所があったり、白馬も1800mを超えるのに比べ、ここは1300mにも満たない、このあたりで言えば丘にも近い高さしかない上に、多くの場所にスキー場として人の手が入っているからである。
当然ゆり園のゆりも自然の物では無く人工的に植えられたものではあるが、これだけ広いと、それはそれで壮観であろう。一応「15000坪に50余種、50万株」という宣伝文句がある。
ただし、咲いていればである。
ゴンドラ上駅から下に見るゆり園は先のようにすでにほとんど花はないが、山頂方向にはまだそこそこ残っている。
咲いているゆりいろいろ。
一口に「ゆり」と言っても、大きく分けて「すかしゆり」(アンティック)というものと「ハイブリッドゆり」という2種類があるらしい。前者は8月上旬までらしいのでここには写ってないだろう。後者はその後8月下旬まで咲くらしい。
すかしゆりは「花びらが重ならない」「上向けに咲く」「色が鮮やか」「香りはほのか」で、ハイブリッドは「横または下向きに咲く」「香りが強い」「色は淡い」という特徴を持つらしい。
それで行くと、上の写真のものにもすかしゆりもありそうな気がするので、まあ、厳密な分類ではなさそう。
あと、ニッコウキスゲとかクルマユリとかの自然種はどっちなんだろうね。ちなみにオニユリは「すかしゆり」らしいので、こららもかな?
他の花はあまりなかった。
これは、ホテル周りや八方兎平周辺にもあった種類不明の花。
こちらはヨツバヒヨドリ(四葉鵯)、もしくはそれに近い種。
そんな感じ。
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