18日、京都御苑のちょっと北にある神社、上御霊神社の例祭「御霊祭」があった。上御霊神社という呼び方は、同じく御苑の南にある「下御霊神社」と相対して呼ばれる時の通称で、正式名称は「御霊神社」らしい。
毎年、18日、葵祭のちょっと後と覚えればいい。
例年は地元の通りを毎年場所を変えて巡行するのだけど(去年再一昨年は私の家の前だった)、一昨年から御苑内も立ち寄るようになった。昔はそうだったらしいけど、一昨年100年以上ぶりに再開された。で、去年はなかったのだが、今年はまたあった。
神輿や牛車など巡航一行が御所の朔平門の前に集合。17時前くらいから。
御所内ではおりしも何やら工事をしている(一番上の写真の門の奥に見える鉄骨)。この上から、作業員さんが写真を撮っていたいたのは秘密にした方がいいのかもしれない。確かに特等席だよね。
実は写真の順番は時系列とはちょっと違う。先に到着したものから朔平門で待っていると、あとから神輿などが入ってくる。
全員集合すると、雅楽が演奏されたあと、また1つ1つ出て行く。
出町柳商店街を抜けて御霊神社に戻るらしい。アニメ「たまこまーけっと」に出てくる祭りはこれがモデルである。デラちゃんが演じた神輿の上の鳳凰は、この神輿の上のそれ。
神輿は出て行く前に門の前で持ち上げたり、揺り動かしたりして鈴を鳴らし練り歩く。葵祭は貴族の祭りで優雅であるが、こちらは威勢がいい庶民の祭りという感じがある。それでも牛車などが出ているのは京都らしいけど。
神輿は3体あるが、最後の1体が大サービスで何度も何度も練り歩いてくれた。ありがたや。
見ていると、いつのまにやら獅子舞がま近くに来ていて驚いた。「大人の方もどうぞ」といっていたので、かんでもらえばよかった。厄落とししたいところだったし。こういうところでの遠慮は損するだけ。
ということで、約1時間堪能したのでありました。
時間御苑に入ってくるのはやはり再来年なのかな。
見に行けるといいのだけど。
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