カセットデッキGX-Z7100の修理(3)
2015-07-04


先ほどのピンチローラーの軸を触るためには、もう一弾の分解が必要となる。

カセットホルダーの下の受け金具も外す。その回転軸左右を少し強引に広げて抜く。
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左側には先のバネが入っているので注意(後で戻すのも忘れないように)。

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ここまですると、ピンチローラーの軸に直接触れるようになる。
Z7100はデュアルキャプスタンなのでピンチローラーは左右2つある。ということは固着は両方で起こりえるのだが、幸いにもうちの場合、左側はちょっと固かったが、何度か動かしている内に動くようになったので、修理対象はこの右側だけであった。
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しかして、この右側の固着ぶりは半端無くて、ペンチで動かそうとしても用意には動かないほどのくっつきぶりだった。
とにかくこいつを動かさなくてはならないので、まずはその上に付いているワッシャーを外す。先の細いピンセットが必要。

分解はこれで完了。此処から先は化学的対処が必要となる。
今回(最終的に)使ったのは以下の2品。

1つ目はパーツクリーナー。呉のを使った。
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グリスが固着しているということは、まずはそいつを溶かす必要があるのだが、調べてみるとまずは「キャブレタークリーナー」というのが強力であるとの情報を得た。実はそれも買ったのだが、あまり効かなかった、と思う。パーツクローナーとそれと両方使ってたので、結局のところどちらがより効いたのかはわからない部分もあるが、きゃぬレタークリーナーには大きな問題があって、プラスチック部分を溶かしてしまうのだ。あまりに強力さ故の副作用である。写真でのピンチローラーの後ろ部分がちょっと白くと言うか変になっているのはその痕。

もう1つ必要なのは、グリスを落とした後に指す潤滑剤。そちらも呉のにした。
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呉の製品は「556」でお世話になっていたが、今回も思い通りの効果を発揮してくれて非常にありがたかった。この手のことには呉の製品を強くおすすめする。

[修理]

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