富士フイルムの2014年発売のデジカメ、
FinePix S9200と言う物をもらったので、どの程度の物なのか、早速桜を撮影してみた。
S9200は一眼レフ風のコンパクトデジカメで、機能的には光学50倍ズーム、5軸手ぶれ補正、HDR、1600万画素など
Nikon D90を圧倒している。では撮影結果はどうか。
左がS9200、右がD90。同じ物を撮っているとは思えないほど違う。
S9200は色が嘘。いわゆる記憶色だが、余りにも鮮やかすぎる。
→補足;S9200はHDRというダイナミックレンジ拡大機能をONにしている状態。
D90は1200万画素で画素数の差か解像度はS9200の方が上だが、圧縮ノイズで輪郭がぼけぼけになってしまっている。D90に付けていたSIGMAの18~50mmレンズの描画の甘さがよくわかってしまった。
補足;HDRのON/OFFではこれくらい色合いが変わる。左がOFF、右がON。
HDRではものすごく色合いが変わることがわかる。HDRは有益な機能だとは思うが、この色の変化については理解しておく必要がありそうだ。そもそもOFFでもピンクは鮮やかになる傾向にある。
こちらの写真でもピンクの鮮やかさがめだちすぎるが、緑色もだいぶ異なる。左S9200、右D90。
この写真では解りにくいが、やはりS9200のほうが鮮やかになりがちであるが、回りの色合いによって結構変わってくる。18-50mmレンズもこれくらい近づくとそれなりに写る。やはりD90側には圧縮ノイズが少なくアップに耐える(ここにアップするために加工して再圧縮しているので元とはちょっと異なるが)。
黄色ではこんな結果になった。左からD90、S9200、Canon SX260HS。
色はD90が一番正確だが、意外にも描画はCanonが一番精細だった。メーカーによって強い色に違いがあるのかもしれない。
これはS9200の50倍ズーム。さすがに大きく写る。
拡大(というか1倍に)すると解るのだが、絵は塗ったようになる。Canonのように絵画かと思うほど塗りたくりはしないが、D90に比べるとまだ作った感は強い。S9200の写真は、総じて凡庸になる。
富士フイルムと言えば昔は独自のハニカムCCDを内製していたが、最近は外部調達にしたようで、これもSONYの
セコメントをする