ミニコミ紙を見ていると、ふと気になる写真があった。
「Who is Charlie ?」という写真展が京都市左京区北白川にある「rondoreanto」というとこで開かれているらしい。無料。
明日は雨みたいなので、晴れている内に行こうと思い、時間はちょっと遅目だったけど行ってみることにした。
行き着くのにさんざん道に迷ったのだけど、それは省略。
こんな場所。
室内はこんな感じ。撮影はOK。
これは、チャーリー君というフィギア、というよりもっと大きい人形をモデルにした写真の展示である。チャーリー君は顔つきは腹話術の人形のような感じ。
でもこれが妙な魅力というか味があって、大変面白い。
私もフィギアを持って撮影することがあるけど、なかなか思い切って人前に出て撮影したり、構図あれこれ変えてみたり、服装を変えてみたり出来ない。けど、チャーリーはいろんな場所で、いろんな人と出会ってその空間に溶け込んで、雰囲気を出して写っている。そこには作者さんのセンスが光っている。
表情は固定されているはずなのに、生身の人間より表情豊かに見えるのが不思議。写真に対する絵と位置付けと同じように、一部の情報を落とすことでかえって想像の余地ができるて印象的になるということだろうか。
私は芸術的感性に乏しいので美術とか写真とか見てもいまいち良さがわからないことも多いのだけど、これはなんか素直に言いものだと思えた。
ここには作者本人の方、そしてチャーリー君もいて、なおかつ撮影させてくれるという太っ腹な展示であった。
「只今受け付けの仕事中」
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