蔵の中身は公開しないつもりだったんだけど、どれだけの惨状か見てもらった方が骨董屋の非道さが分かってもらえるかもしれないのでちょっと公開。
入り口入ってすぐ。荒らされた状況がよく分かる。
この状況で「何を探せ」「どう片付けけろ」と。
蔵の窓。開いているようで実は閉まっている。光がわずか入るが、蔵の中を明るく照らすほどではない。中の写真はランタン、ヘッドランプ、カメラの外付けフラッシュ(Nikonで言うところのスピードライト)の併用でこの明るさになっているが、実際はもっともっと暗い。
タンスはたくさんあったけど、中身はほとんどこういう着物。
艶やかな着物ではなく、昔の人が日常的に着ていたもの、だと思う。小屋の中にあった大福帳は結構虫食いがあったけど、着物はそういう感じはなかった。防虫剤は少し入れてあったけどとうに切れているだろうに。
そこに入れてあった新聞がこれ。
一部に貼られていた紙から見ても、昭和34〜36年頃に一度整理されたみたい。そのときと言えば私はまだ生まれていない、というか両親もまだ結婚してない。祖父母や当時家に居た親戚が行ったと思われる。
こんな物も出てきた。「越路人形」。
柏崎名物と書いてあるが、今インターネットで検索しても出てこない。知る人ぞ知るものかも。
ちなみにこんなの。
そういえば、昔どっかで見た気がするなぁ。今時の萌え人形ではない(^_^;)。
こういうのがたくさんあった。
明治17年申10月、紀元二千五百四十四年とある。多分家で宴会をしたのだろう、そのときの食器が入っている。
20人位呼んだ?
ただし、すべての箱に食器がぎっしり入っているわけではない。
この程度のもある。しかし、お膳が多いのは分かる。
こんなのも出てきた。シッカロール石鹸。
シッカロールと石鹸って、用途的に別もんじゃないの?混ぜて大丈夫?
これが幻灯機の乾板。ガラス製。
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