私は高所恐怖症である。
高所恐怖症とは単に高いところが怖いと思いこむことではない。ほとんど人が言う「高所恐怖症」はそのレベルだと思う。そんな物は私に言わせれば高所恐怖症ではなく「高所が怖いと思う性格」にすぎない。
が、真性の、さらに重度では高いところでは地面が揺れるように感じて全く動けなくなって、泣き喚いてしまうことすらある。性格ではなく実害があるのだ。また、これは経験に寄る後天的なものではなく、生まれつきのものもある。だから子供の時から発症する。
私はまさしくこれで、子供の頃は陸橋が渡れなかった。展望台にでも行こうもんなら泣き叫んでいたほどである。陸橋がまともに渡れるようになったのは中学生になった頃だろうか。
今はもうそこまでひどくはないし、地面や床があればだいたいはなんとかなる。なので山も一応登れるしその途中のリフトやゴンドラも乗れる。その山も下りは辛い。下が見えるのがだめだ。
救助袋も3階くらいなら大丈夫だった。周りが見えなければなんとかなるようだ。でも未だにしまなみ海道の橋を渡るのは怖かったりする。下が見える上に幅が狭く高い場所はさらにだめなようだ。
スキーを止めたのはこれが克服できなかったというのもある。緩やかな坂のところなら大丈夫だったが、高い場所は無理だから。
そんな私だから、こういう場所で仕事できる人は尊敬する。私には絶対無理だから。
はしご車は意外に高い。大の大人が泣き叫ぶことがあるというが、私は絶対そうなるだろう。
まして、こんなことは絶対に出来ない。
ゴンドラもなく紐1本って。
そういえば、東京タワーでもこんな高さのところで・・・
窓拭きしている人がいる。
こちらは一応椅子があるようだけど、それでも私には絶対無理。
行って困った場所と言えば、白馬スキージャンプ台もある。
この写真はジャンプの出発地点より更に上から見た所。
登るのは良いんだけど、下るとき、階段のところが網になっていて下が見える。
これがジャンプ台の下側面にあって、それを下向きに降りるって、落ちそうでこれ以上怖いものはないってな感じだった。上むいて逆向きに折りたい気分。普通なら、この段数なら1分くらいで降りられようものを10分以上もかかったんじゃないだろうか。
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